Alteryx 2020.1 新機能:Alteryx 2020.1のアップデートまとめ
こんにちは。
Alteryx絶賛勉強中のshoです。
現地時間2020年3月5日に、2020年最初のメジャーアップデートとなるAlteryx 2020.1がリリースされました。
Alteryx Designer 2020.1 リリースノート
Alteryx Connect 2020.1 リリースノート
リリースされた機能の一覧は以下の通りです。
Alteryx Designer 2020.1
新機能
パブリックギャラリーへ公開
- Artisan(ワークフローのアップロードが可能な権限)がパブリッシュギャラリーにて共有>パブリックギャラリーに保存を選択した場合、確認ダイアログが表示されるようになりました。
また、Designerでワークフローを名前をつけて保存する場合、ギャラリーとパブリックギャラリーを選択することが可能です。
ローカライゼーションアップデート
- 簡体字中国語が対応言語に追加されました。
現時点で、対応可能な言語は以下の8種類となっています。 - 英語
- イタリア語
- フランス語
- ドイツ語
- 日本語
- スペイン語
- ポルトガル語
- 簡体字中国語
- 言語の切り替えがインターフェース上でできるようになりました。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:Designer言語切り替え機能が初登場
関連エントリ:Language Toggle Option launched in Alteryx Designer 2020.1 - 以外の言語を使用言語として指定している場合においても、ツールパレットの表示順序をアルファベット順に並べ替えることができるようになりました。
地球アイコン>ローカライゼーション設定>ツールパレットの順序から“英語のアルファベット順”を選択し保存してください。
Excelの機能拡張
- データ入力ツール、データ出力ツールにてExcelファイル(.xlsxもしくは.xlsm)を選択した場合、セル・行・カラムの範囲を選択できるようになりました。
- Excelデータ入力画面に、更新ボタンができました。 これにより、Excelファイルを開いているためにExcelシート情報を取り込めなかった場合、ファイルを閉じ、“更新”を選択することによって、シート情報を取り込むことができます。
- データ入力ツールにてExcelファイル(.xlsx)を選択し、シート名のリストを指定した場合、シート名を表示順に読み込むことができるようになりました。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:Excelファイルの入出力がより便利に!読み込み範囲の指定機能、更新ボタン、表示順序でのシート名の読み込みに対応しました - データ出力ツールにて、Excelファイルのシートや範囲指定で上書き、既定の書式設定を維持することができるようになりました。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:Excelファイルの入出力がより便利に!セルの範囲指定での出力時に既存の書式をそのまま利用可能になりました
データのプロファイル表示
- 閲覧ツールにて全カラムのプロファイルサマリ情報が表示されるようになりました。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:ブラウズツールのプロファイル表示がより使いやすくなりました
追加の機能強化
- 以下のショートカットが追加されました。
- ツールパレットの選択:Ctrl + Shift + T
- 概要パネルの選択:Ctrl + Shift + V
- 結果パネルの選択:Ctrl + Shift + G
- 設定パネルの選択:Ctrl + Shift + C
- キャンバスの選択:Ctrl + Shift + W
- インターフェースデザイナーウィンドウの選択:Ctrl + Shift + D
現行のショートカットについてはこちらから - キャンバス上のツールを単一選択した上で、F2キーを押下した場合、ツールの注釈設定ウィンドウが、注釈テキストフィールドにカーソルが置かれた状態で開かれるようになりました。
- ワークフローを印刷した場合に、コンテナー名のフォントサイズが維持されるようになりました。
- キャッシュされた場合に、マクロ入力の質問がXMLから削除されないようになりました。
- ツールコンテナー内のコメントがツールを非表示することがなくなりました。
- 複数結合ツールの結合順(Input_#1、Input_#2など)が保存後も維持されるようになりました。
- カラム幅のサイズ変更をツール設定にて指定できるようになりました。
- 入力文字列番号の色が変更できるようになりました。 オプション>ユーザー設定の編集>ユーザー設定>キャンバス>接続設定よりテキストの色を変更してください。
- 同時にワークフローを複数タブにて開くことができるようになりました。
オプション>ユーザー設定の編集>ユーザー設定>デフォルトの値より“同じファイルの複数のタブを操作可能にする”を有効化する、もしくはワークフローを開く際にShiftキーを選択しながら開いてください。
Alteryx Server 2020.1
新機能
ユーザー管理の改善
- すべてのユーザー権限が、サブスクリプション(スタジオ)ではなく、ユーザーページにて設定できるようになりました。また、権限は一括で変更できるようになりました。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。 - サブスクリプション機能は、アセットマネジメントの主要ツールとしてコレクションに移行するにあたり、簡素化されました。
詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。 - キュレーターとメンバーは、管理画面内のユーザーグリッドの[役割]ドロップダウンで選択できるようになりました。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:Alteryx Serverのユーザー権限設定がより簡単に!ドロップダウンリスト形式で設定可能になりました - 任意の認証方法を使用して、ギャラリーにデフォルトのユーザー権限を指定できるようになりました。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。 - 任意の認証方法を使用して、Galleryで権限“アクセス権なし”を選択できるようになりました。
新しいユーザーがWindows認証またはSAML認証を使用してサインアップする際、ギャラリーへの初期アクセスを制御するには、アクセス権なしの権限を使用してください。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。 - Windows認証のユーザー管理が改善されました。
- Windows認証を使用するギャラリーの管理画面から[Permissions]タブが削除されました。
- グループ管理は、[User]ページのタブにて設定するようになりました。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。
MongoDB 接続文字列
- 新たにMongoDB接続文字列を指定できるオプションが追加されました。
System Settings > Controller > Persistenceから指定することができます。 TLS/SSL、レプリカセット、シャーディングをこれまで使用していた場合、接続文字列を使用してください。
詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。
新規ユーザーセットアップ時のコレクション作成権限
- 新規ユーザーを作成する際に、コレクション作成権限を設定できるようになりました。
ユーザー管理に関する詳細な情報につきましては、こちらをご確認ください。
インストールディレクトリの変更
以下のファイルパスが変更されました。
- 設定ファイル
- 元ディレクトリ: C:\Program Files\Alteryx\bin\config
- 2020.1: C:\Program Files\Alteryx\bin\server\config
- ウェブルート
- 元ディレクトリ: C:\Program Files\Alteryx\bin\RuntimeData\gallery
- 2020.1: C:\Program Files\Alteryx\bin\RuntimeData\server
追加の機能強化
- ギャラリーのログインやサインアップページなど、ユーザーインターフェイスが改善されました。
Alteryx Connect 2020.1
新機能
ギャラリーコレクション
- Alteryx Serverのコレクションにて、ワークフローがどのように構成されているかをAlteryx Connectにて確認できるようになりました。
Analytic Workflows>Gallery serversにて、情報を確認できます。
バーチャルフォルダー
- Connect フォルダーは、サブフォルダ-のコンテンツのみを表示することができます。
バーチャルフォルダ機能を使用することで、特定のフィルターを新しい種類のフォルダーとして保存することができ、共通の属性を持つコンテンツを 1 か所に表示することができます。
関連エントリ:Alteryx 2020.1 新機能:条件ごとにアセットをまとめる『Virtual Folders』がAlteryx Connectに登場しました
ファイルの種類ごとに添付ファイルの制限
- ファイルタイプは、拡張子だけでなく、実際のファイルコンテンツに対しても確認できるようになりました。
この機能を設定するには、Administration > Connect Configuration > Instance Settings > Accepted upload file typesより、[Enable File Type Filtering Based on File Content]を有効化してください。
Power BI On-Premises ローダー
- Power BI (クラウドサービス) ローダーに加えて、Power BI On-Premises ローダーが追加されました。
SQL Server Deployment
- Microsoft SQL Serverデータベースに展開できる機能が実装されました。 現時点では、この機能をテスト目的にのみ使用することが推奨されています。
組み込みH2データベースのアップグレードによる、パフォーマンス改善
- 最新のバージョンに組み込みH2データベースをアップグレードすることによって、パフォーマンスが改善されました。これにより、ガーベージコレクター機能とマルチスレッド対応が改善しますが、多くのディスクとRAMリソースを消費する可能性がありますのでご注意ください。 RAMの推奨最小値は12GBです。
追加の機能強化
- ログのローテーションが実装されました-カタリナログはサービスの再起動後もローテーションされ、持続します。
最後に
Alteryx 2020.1のアップデートについてご紹介しました。
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